
今回は太田市でも有名な焼きそばのお店「田舎家」に行ってきましたので、その体験談を紹介します。
このお店を一言でいうと、
「ふんわりとした甘いソースの焼きそばが味わえるお店です!」
太田市の焼きそばというと、ソースの味はお店それぞれで違います。辛めのお店もあれば、甘めのお店もあるし、酸味があるとこころもります。
しかしこのお店のソースはふんわり甘めと、太田市の中でも結構独特なソースの焼きそばでした。更にそのソースが中太麺との相性も良く、非常に太田焼きそばを楽しめるお店でした。
ということで、今回は田舎家を紹介いたします。
竜舞駅から徒歩10分!秘密のケンミンショーで紹介された上州太田焼きそばの田舎家を初訪問
とある2月の休日。
太田市のイオンに用事があり寄った帰り道。伊勢崎市の嫁の実家の住所をカーナビに入れて走っていると左手に見たことがある「田舎家」との文字が。

この名前のお店、私どこかで見たことがあるんですよね。考えること数秒。
「そうだ!秘密のケンミンショーで見たんだ!」
そうなんです。この田舎家というお店、以前秘密のケンミンショーでもつ煮を紹介されていたんですよ。
テレビをあまり見ない私ですが、このときはたまたま見ており、見終わった後に詳細を検索。そのときにもつ煮の他に、焼きそばも有名なお店ということを知って、たまたま記憶に残っていたんですよね。
その時からいつか行けたら行きたいと思っていたのですが、なかなか機会が無かったんですよ。しかし今回は運命というかなんというか、たまたま発見することができました。
「こんな機会がないと二度と行かないよね…」なんて思いもあり、そのままUターンをし、

「田舎家」に寄ることにしました。
う~ん、どうでしょう。一見民家としか思えない佇まい。いや、というか民家ですね(笑)。
上記の写真には写らないようにしましたが、左手にはこのお店の方の洗濯物が干してあり、まんま生活臭が漂っておりました。
だが、それがいい!
やはりB級グルメって、こういう雰囲気の店内で食べるのが一番おいしいですからね。伊勢崎もんじゃや焼きまんじゅうのお店もこういう雰囲気のお店がやっぱり一番良いですからね。
ということで、焼きそばを楽しんできましょう!
田舎家のメニューはシンプルかつ豊富!焼きそば、焼きまんじゅう、もつ煮で夜はお酒(アルコール)も飲めるお店
14時ごろ田舎家に入店してみると、先にいるお客様は8人程度。
このときちょっと忙しかったらしく、店員さんに入った直後は席を案内してもらえませんでした(悲)。
そんな状況でちょっと暇だった私。なので入店してから店内をざっと見てみることに。しばらく観察していると、先にいる8人のお客様は会話の内容から全員地元の人らしいことが分かりました。
土地柄もあるのでしょうが、午後2時くらいなのにかなりの人気ですよね。そして少々待ったところで、店員さんに声をかけられます。
店員さん「お客様は1人ですか?」
私「はい、そうです」
店員さん「じゃあそこのテーブルにどうぞ」
と言われたのが先客が2人座っている長いテーブルの端で、座敷に上がってすぐの場所。初めてのお店、しかも周囲は地元のお客様ということで、すごく座りづらかったですね(笑)。
座って周りを見渡すとこんな感じ。

こちらが私が座ったテーブル席です。本当はこの先にお客様が2人いて、私は同じテーブルの隅に座っていました。
地元で顔見知りだと普通に座れそうですが、初対面で地元じゃないと少々座りづらいです。

こちらが料理場。THE B級グルメ店といった感じがたまりません。こちらに店主や店員さんがいらっしゃいます。
と店内をちょっと見たところで、メニューを拝見。

メインのメニューである焼きそは以下の通りです。
■焼きそば
・焼そば 中 400円
・焼そば 大 500円
・焼そば 大盛 600円
まず「焼きそば」が「焼そば」であることに注目(笑)。これはお店の方針なので、焼きそばの店もあれば、焼そばのお店もあります。
そして量も中、大、大盛の3種類。元々太田焼きそばは量が多いので、これも絶対に量が多いのは間違いないはずです。
大体中が普通の大で、大が大盛、大盛は…多分凄い量なんですよ。どのサイズにしようか悩みますね。
そしてこちらが焼きそばのトッピング。
■焼そばトッピング
・たまご 50円
・ポテト 50円
・肉 50円
たまごは太田焼きそばの鉄板トッピングということで、こちらのお店にもありました。注目はポテト。炭水化物に炭水化物という正に栄養を考えない組み合わせですが、その組み合わせが旨い事は容易に想像できます。
更に肉もトッピングできるという、肉好きにはたまらない選択肢まであるのは嬉しいポイント。しかも50円で肉が追加とは、そのコスパの良さに脱帽です。
そしてその他のメニューもシンプルながら豊富。
■その他
・もつ煮 400円
・焼きまんじゅう 250円
・日本酒(1合) 450円
・焼酎水割り 450円
・ラムネ 250円
秘密のケンミンショーで紹介されたもつ煮を筆頭に、冷ややっこ、味噌おでんと酒に合うつまみ系が顔を揃えます。
更に日本酒(1合)、焼酎水割りと名だたるアルコールも用意されいるという、正に地元民を意識したかのようなラインナップです。
更に注目してほしいのが、焼きまんじゅう。太田市の焼きそば屋にはどこもありますが、このお店にも存在し、更にかなり人気があるという事実。私がお店に入ってからも、焼きまんじゅうのみを買いに来る人が多かったので、ファンも多いと見えましたね。
またB級グルメには欠かせないラムネも存在。ただし250円と昔1本80円だったころに比べると割高感が半端ないです。
そんなことを思っていながら、注文したのはこちら。
■焼そば(中) 400円
■たまご 50円
■ラムネ 250円
焼きそばは、様子見ということもあって中にします。もっと食べられそうですが、やはりまだ量が分からないため、念のため確実に食べきれそうなものを選択。
そしてトッピングはポテト迷った挙句、たまごに。やはり焼きそば+玉子の組み合わせは挑戦してみたいんですよ。
そして今回はラムネもチョイス!250円という価格の高さがネックですが、焼きそば+ラムネの破壊力はそれだけ払う価値があるかと。
ということで、焼きそばが来るのを首を長くして待ちましょう!
B級グルメの目玉焼きのせの焼きそば 中を頂く!ほんのり甘みのあるソースともちもちの中太麺の組み合わせに舌鼓
満席の中に1人で座り、焼きそばを待っている私。
周りはみな地元の人らしく、結構話題が弾んでおります。
居心地はというと、あんまり良くないですね…。せめて席がテーブルの奥だったりすれば話は違うのですが、座敷を上がったすぐのテーブルの端ですからね。
注文したものが来るまで、そんな感じのままでした。
そんな中、まず来たのがラムネ。

これが1本250円のラムネ。
日本でもインフレ気味になっているのは分かっておりますが、30年弱前は1本80円だったものが3倍になるのはやはりやりすぎな感じがしてしまう悲しみ。
とは言っても、どうしようもないことなのかもしれないので、気を取り直していただきます。
しかしここでちょっとプレッシャーが!
私は1人で来ている客で、今からラムネを開けようとしている状況。これで失敗してラムネがあふれてしまったりしたら、周りからの注目は必至です。
5歳くらいからラムネを開け続けている私としては、これほどまでの屈辱はありません。
そんなZガンダムのカミーユが感じるプレッシャー並みのプレッシャーを受けながら、ラムネを開けることに。
えいや!と全身全霊をかけてビー玉を上から押します。
ぷっしゅぅぅぅという音と共に、周りから集まる視線。
そして渾身の力で溢れようとするラムネの炭酸を押さえる私。
その間10秒程度でしたが、私には1時間にも、2時間にも感じる瞬間。
そんなプレッシャーに打ち勝ち、なんとかラムネを押さえきることに成功です。
そんな激戦の後に飲むラムネの味は最高。幼い頃、何度も飲んだ最高に旨かったラムネを思い出しました。あの頃のラムネも旨かったですが、今飲むラムネも良いですね。
そしてラムネを飲みながら待つこと10分、遂に

「焼きそば(中) 350円+たまご 50円」が到着です。
まず全体としては、麺、キャベツといった一般的な焼きそばに加え、紅ショウガが添えられ、その上にとちょこんと青のりが振りかけられている構成。その上に目玉焼きのトッピングが上に乗っかり、通常焼きそば以上のインパクトを放っております。
あと全体の雰囲気は、中太麺を使っているためか、かなりのボリューミーな感じ。想定通り、中とはいいながらも通常の焼きそばの大以上はありそうなボリュームはご愛敬。ソースは標準的な太田焼きそばの色よりもちょっと薄めで、全体的に味はちょっと薄めな感じがします。
実際に香りはそこまでソースの香りはせず、うっすら甘そうな香りが漂ってくる状況。
それでは食べてみましょう。

麺自体は太目ながらも食べにくくなく、ソースと絡むとあっさりとした口当たりに。この焼きそばも他の店と同様に、すするというよりも、口に入れてもしゃもしゃ食べるというのが近い表現。
このもしゃもしゃ食べる食べ方が、太田焼きそばの特徴ですよね。
そしてソースですが見た目通り薄め、具体的に言うと、あっさりとしていてほんのり甘みがあるソースと言えます。
この甘いソースが太麺とよく絡んでもちもちした食感が癖になりそうな一品です。
店主に聞いたところ、両毛地区の地ソースを3種ブレンドしたものらしく、市販のものとは全く違うものとのこと。そのような努力でこのソースはできているのですね。そんな努力を聞くと、ますますその味が愛おしく思えます。
そしてお次はキャベツ。

こちらのキャベツは、地元のものをつかっているらしくかなりシャキシャキ。シンプルな具材ながらも、なかなか楽しませてくれます。

そしてこちらの紅ショウガは、意外な役者。
このソース、実は食べやすいのですが、焼きそばの量が多いのもあってちょっと飽きることがあります。
そのときにこの紅ショウガを食べると、薄いソースに紅ショウガの強烈な塩加減が効くので、非常に口直しになるんですよね。
この紅ショウガと焼きそばの相性はなかなかのものかと。。

そしてこちらがたまごこと、目玉焼き。
上州太田焼きそばでは、珍しくない目玉焼きのトッピング。この目玉焼きの活躍は、焼きそばをある程度食べたところで、

半熟の黄身を割るのです。この半熟の黄身と焼きそばを絡ませて食べると、これがまた非常にマイルド!
玉子の黄身が、キャベツや紅ショウガなどでは出せない味と食感を出してくれ、飽きが来ているときのアクセントになるのです。
今回もちょっと飽きが来たときに黄身と一緒に食べることによって、飽きを無くすことができました。
と色んな思いがありながらも、あっという間に完食です。
ご馳走様でした~!
太田市の有名な焼きそば屋!田舎家のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は太田市の有名な焼きそば屋の田舎家を紹介しました。それでは今回のまとめです。
- 田舎家は太田市でも有名な焼きそば屋
- 秘密のケンミンショーでもつ煮が紹介されたこともある
- メニューはシンプルで豊富
- 日本酒や焼酎といったアルコールも楽しめるお店
- 焼きそばは独自の甘めのソースが効いている
田舎家は独自の甘めのソースを使っており、太田市の焼きそばを楽しむにはもってこいのお店だと思います。特に中太麺と、甘めのソースの組み合わせは秀逸で、とりあえず太田焼きそばを食べてみたい方はその味、雰囲気からも一度は行ってみるのをおすすめできるお店だと思いました。
あとは地元の人じゃないと、タイミングによってはちょっと心地が悪いかもしれないのは要注意ですね。
それでは最後に一言、
「太田市でほんのり甘めのソースの焼きそばを食べたい方には田舎家はおすすめです!」
田舎家の情報
■店名:田舎家(いなかや)
■TEL:0276-48-4158
■住所:〒373-0806 群馬県太田市竜舞町925-3
■営業時間:[火~日]11:00~19:00
■定休日:月曜日
■駐車場:有り(お店の敷地内に5台程度)
コメントを残す